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経済
2021年12月1日 21:07

三菱ケミカルHD石油化学・炭素“撤退”へ

石油化学国内大手の三菱ケミカルホールディングスは、2024年3月までに石油化学事業と炭素事業から事実上撤退する方針を発表した。売却などを検討する。

世界がカーボンニュートラルに向かう中で、EVやデジタル、ヘルスケア市場などを対象とする成長事業に経営資源を集中させ、グループ全体を大胆に再編する。

ジョンマーク・ギルソン社長は「世界がカーボンニュートラルにフォーカスする中で、日本のエネルギーコストは大きく上昇し、石油化学や炭素事業の統合、再編は避けられない。リーダーとして統合を推進し、明確な将来を投資家や従業員などに示していく」と述べた。

このため、現在グローバルでおよそ600社あるグループ会社は半減する見通し。

また、現在、持ち株会社である三菱ケミカルホールディングスとその下の事業会社それぞれに取締役会があり、執行体制が敷かれている形となっているが、これを三菱ケミカルホールディングスに実質一元化し、ワンチームとして各事業の意思決定を簡素化、迅速化する方針。

来年1月の上旬に新たな執行体制を決定する。

ジョンマーク・ギルソン社長は「生産性の向上と利益の改善で会社を成長させ、カーボンニュートラルの世界で勝者になることで、社員が誇りに思えるようにする」と語った。