G7広島サミット2日目“食料の安全保障”で声明
G7広島サミットは2日目を終え、経済分野では食料の安全保障について声明が発表されました。
G7と「グローバルサウス」と呼ばれる途上国・新興国は、声明で「より強靱(きょうじん)で持続可能かつ包括的な農業・食料システムを構築するために緊密に協力する」ことを確認しました。
声明は、世界の食料安全保障が新型コロナや武力紛争などに脅かされていて、「脆弱(ぜいじゃく)な立場にある人々に不均衡な影響を及ぼしている」と指摘しています。
ウクライナでの戦争が特に開発途上国などで「食料安全保障の危機をさらに悪化させた」とし、ウクライナとロシアからの穀物輸出を支持することなどが明記されています。
また、食料不安の緊急事態にある国々に対しての「多分野にわたる人道支援」や「公正で非差別的な貿易」を盛り込みました。
こうした中身を今後G20など他の国にも呼びかけ、連携していきたいとしています。