病気の早期発見へ 嗅覚機能を測定する装置
アルツハイマー病などを早期に発見する目的で、嗅覚機能の低下を簡単にチェックできる装置が世界で初めて開発されました。
この装置は、新型コロナの後遺症やアルツハイマー病の初期などにみられる、嗅覚機能の低下を測定することができます。
これまでは他のにおいが混ざらないよう換気をする必要があり、測定に30分以上もかかっていました。この装置はバラの花や納豆などの濃度の異なるにおいを密閉した特殊なカートリッジを使い、測定後も内蔵された脱臭機能で残ったにおいを除去できるため、場所を選ばず視力検査のように5分ほどで測定できるということです。
開発したソニーは、ゲーム事業などのエンターテインメントやコミュニケーション分野でも、この技術の活用を目指しています。