初の“古古古古米”放出へ 小泉農水相「できることは何でもやる」 銘柄米に値下げの動きも…
値引きシールが貼られた商品を発見。5キロの銘柄米が500円ほど安くなっていました。そのワケは――
スーパーセルシオ和田町店 食品バイヤー・久保田浩二さん
「安く購入できるおコメを探すお客様の声がすごく増えている。商品の売れ行きは鈍化しているような状況」
備蓄米の流通で売り上げが鈍り始めたこと。精米から時間がたつと味が劣化する可能性があるため値引きを決めたといいます。
80代
「ありがたい。10%引いてくれるんだったら」
売れ行き次第ではさらに値引き率を上げることも検討しているということです。
また、先ほどの街のコメ店でも「コシヒカリ」を値下げして販売。
農家産直米すえひろ・荒金一仁代表
「客数も減っていますし。少しお値引きをしながら販売したい」
一方、先週、備蓄米の販売を始めたファミリーマートでも、10日から銘柄米の300円引きセールが始まっています。
9日に発表されたスーパーのコメの平均価格は5キロあたり4223円。2週連続の値下がりとなりました。
それでも――
小泉農水相
「2週間下がっているとはいえ、100円レベルで下がるとかない。まだまだやらなきゃいけない」
では、新たな備蓄米の放出で今後の全体のコメ価格はどうなりそうなのか。
コメの流通に詳しい流通経済研究所・折笠俊輔さん
「備蓄米が売れていくことによって、銘柄米が余っている感じになれば、7月上旬ぐらいには4000円を切るぐらいになる。おそらく8月中ぐらいまで続く」
9月以降の価格は、新米の出来にもよるとして、生育が順調にいけば、さらに値段が下がる可能性もあるということです。