仮想通貨（暗号資産）交換業を営むDMMビットコインでビットコインが不正流出した問題で、金融庁はDMMビットコインに業務改善命令を出しました。

DMMグループのDMMビットコインは、ことし5月、およそ482億円相応のビットコインが不正に流出したと発表しました。

金融庁は、この流出の具体的な事実関係が、いまだに明らかになっていないとして、26日、DMMビットコインに対し、事実関係の究明などを求めて業務改善命令を出しました。

システムを統括管理する役員を配置するなど仮想通貨の不正流出を防止する措置を取っていなかったとして、管理体制の強化や経営責任の明確化も求めています。

DMMビットコインは、「厳粛に受け止め、改善及び再発防止に取り組み、信頼回復に努めていく」とコメントしています。