福井駅前で出店したい人は集まって 空き店舗など見て回りながら可能性を探る 新幹線開業後にぎわい続く
北陸新幹線開業からまもなく1年。再開発で人が増えてきた福井駅前で27日、新たに店を出したい人を対象にした出店ツアーがあり、空き店舗などを見て回りながら可能性を探りました。
■案内の様子
「柱とか使いながら、リノベーションした案件第1号」
福井商工会議所が企画した福井駅前出店ツアーです。
このエリアで新たに店を開きたい個人や企業などから15人が参加し、新しい店も増え、熱いエリアとして注目が集まる新栄商店街を巡りながら、先輩出店者から話を聞きました。
■出店を検討する人
「犬と猫の整体を考えていて、中央公園でイベントがあったり、犬や猫と共存していこうという考えがあるのかなと」
■先輩出店者
「いろんな買い物客がいるのと、まち自体が盛り上げようという意欲がすごいので、駅前以外なら出店できていなかった」
新栄商店街を含めた福井駅前や愛宕坂周辺は、店舗のリノベーションなどに県と市が出資する応援基金「県都まちなか再生ファンド」の活用ができます。
参加者は、活用事例などの説明を受けながら、資金調達の道筋も探っていました。
■参加者
「地域独特の補助金があることも聞いたので、知らないこともいっぱいあるなと 知って得なこともあった」
■まちづくり福井 橋詰公人マネージャー
「再開発で、大きな投資を大企業はできるが、中小企業はできない そういう中小企業でもまちなかに出られるのでサポートできれば こうやって使おうとか、相談してもらえばできるかなと」
まちづくり福井によりますと、福井駅周辺には現在31の空き店舗があるということで、今回のツアーを通して新たな出店を増やし、駅前の賑わいにつなげてきたいとしています。