フジ日枝氏が退任で“新体制”へ “異例”在任期間は40年以上 フジサンケイG代表も辞任意向
フジ・メディア・HD 金光修社長(27日)
「書面にて(退任決定を)届けた」
──返信・反応は?
フジ・メディア・HD 金光修社長
「もちろん任せたわけですから『いい形になっていけばいいね』ということ。何かを言うこともなく、頑張ってやってほしいという感じがあった」
──退任を求めようと思った理由は?
フジ・メディア・HD 金光修社長
「経営の刷新は日枝だけがポイントではない。人数多すぎるんじゃないか、平均年齢高いんではないか、刷新しようという大きな考え方があるので、日枝はその新しい指名の中に入らないという選択をしたことに他ならない」
フジテレビや親会社、産経新聞なども含まれている、フジサンケイグループの代表については。
フジ・メディア・HD 金光修社長
「フジサンケイグループは従来から申し上げてますように、グループのガバナンスになんら影響を与えるものでもない。指示するなんらかの権限をもっているわけではないのですが、ご本人から『フジサンケイグループの代表は辞任する』という申し出はありました」
──すべてのグループ会社からの役職を退くという認識?
フジ・メディア・HD 金光修社長
「この先に系列局、グループ会社等々ありますが、必然的に役職を降りるに伴って、とられるべき方向に行くだろう」
──(日枝氏の)影響力をなくしたいという考えがある?
フジ・メディア・HD 金光修社長
「そういう懸念があるなら、こういう形で人事はできなかったと思う。それが証しだと思う。影響は受けていないですから」
重鎮の退任は、信頼回復につながるのか。
一連の問題を調査する第三者委員会は、今月31日にフジテレビに報告書を提出し、第三者委員会の会見に加えて、フジテレビも会見を行う見通しです。