労働組合の中央組織である連合と中小企業の多くが加盟する日本商工会議所のトップらが会談し、連合の芳野会長は日商の小林会頭に、全ての中小企業に対し、高水準の賃上げに向けて協議交渉するよう求めました。

連合・芳野会長「連合の立場からすれば、全ての中小企業の中で、賃上げに向けて協議交渉してほしいと思います」

連合は今年の春闘で、中小企業の労働組合で6％以上の賃上げを求める方針を掲げていて、6日、傘下の2900あまりの労働組合の平均が6.09％（1万9244円）となり、32年ぶりに6％を超えたと発表しています。

一方、日商の小林会頭は会談後、「8割近くの中小企業が賃上げをするだろう」と賃上げに前向きな見通しを示しました。

春闘は、来週の集中回答日で大手企業を中心に労使交渉への回答が示され、その後、中小企業へと移っていきます。