博多阪急が42億円超の大規模改装へ 高級ブランド拡充・サロン開設 富裕層の取り込み強化
福岡市の博多阪急が大規模改装を発表しました。富裕層や若年層の取り込み強化が狙いです。
2011年に開業した博多阪急は13日、大規模改装を発表しました。
■阪急阪神百貨店・山口俊比古 社長
「若者世代を含めた新しい価値観のお客様。これが、博多のマーケットが強い。」
今回の改装では、3階フロアの高級ブランド品売り場を広げるほか、買い物客向けのサロンを開設する予定です。
国の内外の富裕層を狙い、また、若者向けに化粧品売り場を再編し新規顧客の取り込みを強化します。総投資額は42億5000万円です。
■街の人
「42億円、想像がつかない。博多駅でどんなラグジュアリーなところができるか楽しみです。」
「妹は子どもがいるから、子ども服とかあったほうがいい。ブランドばかりでなくて。」
「海外の旅行客向けにお店ができるのかなと。」
博多阪急の昨年度の売り上げ高は、前年比11パーセント増の694億円で、開業初年度の327億円から2倍近く増えています。
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングは「福岡は都心部の再開発ラッシュや福岡空港の滑走路増設など、成長余地の高い市場。『楽しさ九州No.1百貨店』を目指す」としています。
博多阪急は2025年度に改装に着手し、2026年秋ごろに一部オープン、2027年の秋ごろに全面開業する予定です。