カレールーが5月から値上がり 葉物は落ち着き始めたのにコメは高値 こども食堂ではため息
このところ、月替わりには毎月のように値上げのニュースをお伝えしていますが、5月も478品の食料品が値上がりします。特にカレールーなどの調味料が値上がりし、家庭で作るカレーライスにも影響が出そうです。
4月30日、福岡市東区のスーパーマーケットを訪ねました。
■吉村史織アナウンサー
「まず気になるものと言えば、コメの価格です。こちらにはおよそ10種類が並んでいて、 5キロのものはすべて税込みで4000円を超えている状況です。」
コメは安いもので、大分県産の5キロが税込み4318円で、高止まりが続いています。
そんな中、さらに家計に影響が出そうなのが、子どもたちにも人気のカレーのルーです。
■エムズ美和台店・久松浩一 店長
「こちらが5月から上がる予定のハウスのバーモントカレーです。1割くらいは上がる予定です。」
帝国データバンクによりますと、5月1日以降、食品や飲料品の478品目が値上げされます。そのうち4割を占めるのが、カレールーなどの香辛料を中心とした調味料です。ハウス食品では5月から、カレールーやカレーのレトルト製品などを中心に、およそ8~15%値上げします。
■買い物客
「高くなるとは聞いたので、安いうちにまとめて買っています。(カレーは週2から)週1になるかもしれないですね。」
「カレー自体は大好きで、レトルトは結構買います。常にいくつかは置いているのですが、 買い控えという感じです。」
調理の手軽さに加え、子どもにも人気があることから食卓に並ぶ機会が多い「国民食」のカレーライス。原材料の値上がりが続く中、帝国データバンクは「カレーライス物価指数」を毎月発表しています。家庭でカレーライスを調理した際に1食あたりいくらかかるのかを、原材料費などを基に独自に試算したもので、最新となることし2月の調査では1食あたり407円でした。10年前の調査以降、初めて400円を超え、11か月連続で最高値を更新しています。
このほか5月には「伊藤ハム」のハムやソーセージ15品目がおよそ2~18%、「Jオイルミルズ」の家庭用油がおよそ7~15%、「UCC上島珈琲」のレギュラーコーヒーなどがおよそ15~30%値上げされます。
■久松店長
「個別で値上がりしているのではなくてカテゴリーで値上がりするので、安く販売できる商品を探すのがきついというか大変です。」