×

野菜の摂取量が分かる機械 雷を発生させない避雷針「子どもの成長」を手助けする最新技術を紹介

2025年5月16日 7:28
野菜の摂取量が分かる機械 雷を発生させない避雷針「子どもの成長」を手助けする最新技術を紹介

自治体や教育機関などに向けた最新テクノロジーの展示会が、福岡市で開かれています。食育や子育て相談など、子どもの健やかな成長を助けるシステムに関心が集まっています。

福岡市博多区の展示場で15日から開かれているのは、自治体や教育機関などに対して最新テクノロジーを紹介する展示会です。

新たな開発をする企業と、利用を検討する自治体や教育機関をつなごうと2年前から開催されています。ことしは全国から75社が出展者として参加しました。

中でも来場者が足を止めていたのは、食品メーカー、カゴメのブースです。

■平石千夏記者
「子どもたちの食育に役立ててもらおうと展示されているこちらの機械、手をかざすだけで、普段の食生活でどれだけの野菜がとれているかを教えてくれるということです。」

およそ30秒間、センサーに手を乗せると、カロテノイドと呼ばれる野菜に含まれる成分が皮膚にどれだけ蓄積されているかを測定します。そこから、野菜の摂取量を推定します。

■福岡県・こども未来課の職員
「面白いですね。」
■カゴメ担当者
「これを今、子どもたちに面白がってやってもらうことで、野菜を好きになってもらえないかなと。」

■こども未来課の職員
「子どもの食育というと、教科書ベースだったりちょっと堅苦しい教育めいた食育が多いので、子どもが実際に体験できる食育は非常にいいと思います。(導入を)検討したいですね。」

続いて、こちらの製品は何かというと「避雷針」なんです。一般的な避雷針のように雷を誘い込んで落とすのではなく、そもそも発生させないといいます。

企業の担当者は、雷のもととなる電気を空気中から集めて避雷針の中で中和することで、最大半径100メートルの範囲で雷の発生を抑えられると説明しています。

4月に奈良市で落雷により中学生らが搬送されるなど、落雷による事故はたびたび発生しています。教育施設からの問い合わせが、2~3年前から増えているということです。

福岡放送のニュース