金沢市片町「プレーゴ」来年3月で閉鎖 跡地はホテル中心に検討 地元はテナント誘致で“にぎわい創出”望む
来年3月末で閉鎖する、金沢市片町の商業施設「プレーゴ」の跡地の活用が、ホテル事業を中心に検討されていることが分かりました。地元商店街の関係者からは、建物内に物販テナントを誘致し、にぎわい創出につなげる声が上がっています。
2001年3月、異国情緒あふれる施設としてオープンした「プレーゴ」。
長年、流行の発信拠点としてにぎわいを生み出してきました。
現在は、全9区画のうち、アパレルなど7店舗が営業していますが、実は、最近になってあることが判明しました。
河合 紗花 記者:
「こちらのプレーゴ。来年3月末に、四半世紀の歴史に幕をおろすことになりました」
運営する金沢商業活性化センター「TMO」によりますと、地権者との間で契約の延長がまとまらず、来年3月末で施設を閉鎖し、6月までに更地にして返還することになったということです。
プレーゴがあるのは、地元の買い物客のみならず多くの観光客も行き交う金沢の超一等地。
通りを挟んだ反対側の建物も老朽化が進み、ホテルや商業施設などが入る複合ビルに建て替えられる予定となっています。
このエリアは今後、どのように変わっていくのでしょうか。
河合 紗花 記者:
「注目されるプレーゴ跡地の今後。土地を取得した東京の企業はホテル事業を中心に検討しているということです」
周辺のお店は…
近くの店舗:
「とてもいい立地の所がなくなるので商店街としては残念」
去年11月の入札で土地を取得した東京の企業はテレビ金沢の取材に対し、プレーゴ跡地の活用については確定していないとしながらも「ホテル事業を中心に検討している」と回答しています。
これに対し、片町商店街振興組合の諸江洋理事長は「アパレルや飲食店などがテナントとして入居でき、にぎわい創出につながる建物を建設してほしい」とコメントしています。
長年、親しまれてきたヨーロッパ風の町並みは、どのように生まれ変わるのか、今後の再開発の行方が注目されます。