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「ランドマークに…」イオン仙台店が入っていた『読売仙台ビル』建て替え、ホテルが入る複合ビルに

2025年4月23日 19:11
「ランドマークに…」イオン仙台店が入っていた『読売仙台ビル』建て替え、ホテルが入る複合ビルに

2025年2月までイオン仙台店が営業していた青葉通に面する『読売仙台ビル』を、ホテルが入る複合ビルに建て替え、国内外から観光客を呼び込むとする計画が、23日発表されました。

完成予定は、4年後です。

竹中弘記者リポート
「看板は取り外され、入口には立ち入り禁止の柵まで設けられています。人通りの多い商店街ですが、この辺りはがらんとした雰囲気が漂っています」

仙台市の青葉通と東二番丁通りの交差点にある『読売仙台ビル』は、1975年に建てられ、かつてはダイエー仙台店のほか2025年2月まではイオン仙台店が営業し、食料品や衣料品を取り扱う商業施設として半世紀にわたり市民に利用されてきました。

街の人
「不便は不便ですよね。わりと利用していたので」
「もとの活気が戻るようなお店ができたら、いいんじゃないですかね」

23日、ビルを所有する読売新聞東京本社と共同事業者となった東急不動産は、建て替え計画を発表しました。

読売新聞東京本社・不動産センター 恒次 徹 センター長
「(竣工から)半世紀過ぎて地域のニーズ、時代の変化もあるので、これに対応した新しいビルに建て替えるべきだろうと、5月から読売仙台ビルなどの解体工事を開始する予定です。ランドマーク的な施設にしたいと考えている」

立て替えるビルは10階建て以上を見込んでいて、低層階が商業施設、中層階がオフィス、そして上層階にホテルを設けて国内外の観光客などを呼び込むとしています。

5月から解体工事に着手し、5200平方メートルの敷地を生かし、イベントも開催できるオープンスペースも組み込み、ランドマーク的な施設にしたいとしています。

東急不動産・開発企画本部 皇 俊之統括部長
「この敷地において、一番有効的な使い方は何だろうと考えた時に、いま勢いのあるホテルがこの街に価値があるんじゃないかと提案した」

地域のニーズや時代の変化に適したより高い機能を持ったビルへ。

青葉通では、仙台駅に近い旧さくら野百貨店仙台店や旧エデンの跡地利用の再開発に向けた動きが見えない中、今回の計画が杜の都のメインストリート活性化の起爆剤となることが期待されます。

複合ビルの完成は、約4年後の予定です。

最終更新日:2025年4月23日 19:11
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