3回目の備蓄米放出に向け入札が行われましたが、これまでの2回の放出でその効果は現れているのでしょうか。コメ売り場の現状を取材しました。

白壁里沙子アナウンサーリポート
「きのう（27日）入荷したというひとめぼれのブレンド米は、3480円。 備蓄米放出の効果が表れているのでしょうか」

仙台市宮城野区にあるこのスーパーでは、ここ半年で最も安い価格になったこともあり、27日に入荷した分はすでに残りわずかとなっていました。

消費者は
「ニュースだと4000円以上と聞いていたので、それに比べると3000円くらいで安かったから買った」
「私たちにも安く提供していただきたいですが、農家さんがあまり利益が出てい ないと友人から聞くので、そこもきっちり考慮しつつ、私たちにも適正価格で売ってほしい」

コメ値上げは16週連続、去年の倍の価格

28日発表された全国のスーパーでの5キロあたりのコメの平均価格は4220円。
2024年同時期と比べると約2倍と、16週連続の値上がりでした。

3回目の入札による備蓄米の流通はこれからですが、今回から卸売業者間での取引も認められたことから、中小のスーパーなどにも流通しやすくなるということで、今後のコメの価格動向にどう影響が出るのか、引き続き注目されます。