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使用済み核燃料 原発敷地外での保管に向け中間貯蔵施設に搬入へ むつ市

2024年9月26日 11:47
使用済み核燃料 原発敷地外での保管に向け中間貯蔵施設に搬入へ むつ市
26日午前8時ごろ むつ市(画像は船名を加工しています)

新潟県の柏崎刈羽原発からの使用済み核燃料を運ぶ船がけさむつ市の港へ到着しました。このあと国内で初めてとなる原発敷地外での保管に向け、中間貯蔵施設に搬入される予定です。

★青森放送 板橋優磨
「使用済み核燃料の専用容器を積み込んだとみられる大きな船がむつ市の港に入ってきました」

使用済み核燃料を輸送する船はきょう午前8時ごろむつ市の港に到着しました。船は新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発から69体の燃料が入った金属製の専用容器1基を積み込んでいて、このあと容器をトラックに乗せ替えて専用の道路を通り、中間貯蔵施設に運びこむ予定です。

中間貯蔵施設は原発から出た使用済み核燃料を再処理するまでの間一時的に保管する施設です。全国の原発で使用済み核燃料の保管場所のひっ迫解消が課題となるなか、原発敷地外での中間貯蔵は国内で初めてとなります。

中間貯蔵施設への搬入後、最終検査を経て10月中に事業が始まる見通しです。ただ搬出先となる六ヶ所再処理工場は完成目標時期の延期を繰り返していて、協定で「最長50年」と約束した保管期間を超える懸念があります。

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