山形市の蔵王温泉中心部 「星野リゾート」が運営すると見込まれる宿泊施設の建設始まる

山形市の蔵王温泉中心部に進出を計画している「星野リゾート」が運営すると見込まれている新たな宿泊施設の建設が4月初めに着工され、来年7月末に完成する予定であることがわかりました。
山形市の蔵王温泉中心部には、全国でホテルなどを展開する星野リゾートが進出を計画していて、星野佳路代表はこれまで、YBCの取材に対し「山形には魅力があるのでチャンスがあればぜひやってみたい」と述べ蔵王への進出に意欲を見せていました。
こうした中、星野リゾートとともに投資ファンドを運営している会社の子会社が、おととし5月に営業を終了した蔵王温泉の宿泊施設「ZAOセンタープラザ」の跡地を買い取りました。
そして、4月1日からその跡地で新たな宿泊施設の建設が始まりました。
跡地を買い取った会社は去年12月、近隣の住民らに説明を行っていて、その際に配られた資料などによりますと、施設は地上8階建ての計画で、用途は「旅館」となっています。
建物は十四角形で宿泊棟に加え、別棟に露天風呂を備えた浴室があるほか、3階から7階には客室が50室ほどあります。
施設の完成は来年7月末の予定となっていて、関係者によりますと、星野リゾートが運営すると見込まれています。
跡地を買い取った会社はYBCの取材に対し「何か発表するとすれば建物が完成した時になる」と話しています。一方、星野リゾートは「現時点でお伝えできることはない」とコメントしています。
星野リゾートの蔵王進出計画について、蔵王温泉の宿泊施設の関係者は「蔵王の活性化につながってほしい」と話しています。また、別の宿泊施設の関係者は「競合にはなるが、蔵王の知名度向上につながることが期待され、ポジティブに捉えている」としています。