GW前に家庭菜園が人気!園芸用品の売り上げが2割増の店舗も そのワケは…山梨
春の大型連休を前に家庭菜園を始める人が増え、県内のホームセンターでは園芸用品の売り上げが伸びています。しかし、家庭菜園をする人々には「楽しい」だけじゃない事情もあるようです…
昭和町西条のカインズ甲府昭和店では、屋外の販売スペースの一部を「野菜の苗専用」としていて、24日も大勢の客が買い求めていました。
買い物客は
「(目的は)さつまいもとかぼちゃ。さつまいもは去年初めて育ててよかった。自分のところで育てたものの方がおいしいと感じる」
店では例年、春の大型連休に向けて園芸用品の売り上げがピークを迎えますが、特に今年は去年の同じ時期に比べ1.2倍と大きく伸びているといいます。
そのワケを聞いてみると…
買い物客は
「(スーパーとかの野菜は)高い。自分で作れば全然安い。楽しみながら人にあげたり食べたり。高騰だから(あげれば)喜ばれるんじゃないかしら」
家庭菜園が人気の背景にあるのは、高止まりする野菜価格です。家庭菜園で人気のトマトやキュウリはここ数年、高値で取引され、少しでも出費を抑えたいという消費者心理があるといいます。
こうした中、初めて家庭菜園にチャレンジするという人も増えていて、店では気軽に始められる商品を勧めているといいます。
カインズ甲府昭和店 前田美紀さん
「ベランダなどで畑が簡易的に作れるこちらの『箱庭ガーデン』が人気です」
ほかにも、初心者向けに病気にかかりにくく育てやすい品種を扱っているということです。
トマトなど夏野菜の苗の需要は5月中旬ごろまでがピークだということです。