「生活厳しいので助かる」山梨大で“100円ごはん”スタート 物価高に苦しむ学生支援

山梨大学で12日、100円で朝ごはんを提供する「100円ごはん」が始まりました。物価高に苦しむ学生を支援する取り組みで、初日から大勢の学生が利用に訪れました。
12日午前8時過ぎ―。
吉岡キャスター
「きょうから100円ごはんがスタートしますが食堂の前には早くも学生の姿が見られます」
並んでいる学生は
「すごい優しい価格だし、生活が厳しいので食費が助かる」
山梨大学で12日から10日間行われる「100円ごはん」。朝食を100円で提供し、学生を経済的に支援しようと2年前から始まった取り組みです。
初日のメニューはハムカツにサラダやみそ汁がついた日替わりセットとカレーセットの2種類が用意されました。
食事する学生
「久しぶりに味噌汁食べるかも」
利用した学生は
「めっちゃおいしいです。普段しっかり朝ご飯を食べないので助かる。早起きにもなる」
吉岡キャスター
「おおぶりなハムカツを美味しそうにほおばっています」
利用した学生は
「生活習慣でも金銭面でも少し楽ができたらと思う」
利用していたのはひとり暮らしで自炊をしている学生が多く、最近の食材の高騰を痛感しているといいます。
利用した学生は
「キャベツが高く手を出しづらい」「魚とか。実家にいたときはよく食べていたが手が出せない」「何でも高いのでスーパーで見るとちゅうちょしてしまう。コメとアボカド」
山梨大学 奥田徹 理事
「経済面での支援は当然だが、生活のリズムを整えて楽しい時間を過ごし、学業に専念してもらいたい」
山梨大学の100円ごはんは甲府キャンパスと中央市の医学部キャンパスで5月23日まで行われます。
また、今年は建設会社の早野組の協賛を受け、秋にも実施する予定です。