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フランシスコ教皇死去 88歳 ローマ教皇庁が発表

2025年4月21日 17:26
フランシスコ教皇死去 88歳 ローマ教皇庁が発表

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が21日、88歳で亡くなりました。ローマ教皇庁が正式に発表しました。

ローマ教皇庁の発表によりますと、フランシスコ教皇は21日の午前7時35分に死去したということです。88歳でした。

ローマ教皇庁は発表の中で、「彼は特に最も貧しい者や疎外された者たちに対して、忠実さや勇気、そして普遍的な愛をもって生きることを教えてくれた」と亡き教皇の死を悼みました。

フランシスコ教皇は2月14日からイタリアの首都ローマの病院に入院し、肺炎の治療を受けていました。

退院後は少しずつ公務を再開し、20日にはバチカンのサンピエトロ広場でおこなわれた復活祭のミサに姿を見せ、パレスチナ自治区ガザ地区などに言及して世界平和を願うメッセージを発信していました。

教皇の本名はホルヘ・マリオ・ベルゴリオで、1936年にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれました。2013年に史上初の南米出身の教皇として即位しました。2019年には来日し、長崎や広島の被爆地を訪問、東日本大震災の被災者とも面会しています。

フランシスコ教皇は貧困層の支援や環境問題に尽力し、世界の平和を追求して他の宗教とも対話する姿勢などが世界的に評価されてきました。

最終更新日:2025年4月21日 18:29