櫻井翔が台湾取材…「兵役延長」若者たちの本音は? 19歳、訓練で気持ちに“変化”も 就任1年の総統「国際社会に決心示す」
20日、櫻井翔キャスターは台北市の総統府へ向かいました。「こちら会見場です。すでに多くのメディアが集まっています」
海外を含め、約60社のメディアが集まって満席となりました。頼総統が会見場に入ると、シャッター音が響きました。「フラッシュもたくさんたかれていますね」と櫻井キャスター。
就任1年となったこの日、記者会見を行いました。圧力を強める中国について、「安全保障の対策を打ち出し、人民が一丸となって中国の脅威に対抗します。戦争に備えることで戦争を回避し、平和を実現します」と語りました。
一方で、「対等な立場で尊厳がある限り、台湾は中国との交流と協力を喜んで進める」と改めて強調しました。
■櫻井キャスターが聞く…兵役1年なぜ
台湾は防衛力強化を進めています。頼総統は18日の櫻井キャスターとのインタビューで、台湾の兵役について説明しました。
櫻井キャスター
「昨年、4か月の兵役が1年に延長されました。私たちの取材では、延長について大変意義深いと思う方もいる一方で、戸惑いや不安を覚える方もいました」
頼総統
「兵役については1年に戻したのであって、1年に延長したわけではありません。1年に戻した目的は、防衛力の強化とともに、国際社会に台湾を守る我々の決心を示すことにあります」
18歳以上の男性を対象に兵役の義務がある台湾。期間はかつて2~3年でしたが徐々に短くなり、2013年からは4か月になりました。
しかし2022年のロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、台湾では中国に対する危機感が高まり、去年から1年間の兵役期間が復活しました。