×

ミャンマー軍、停戦後も地震被災地など攻撃 国連人権高等弁務官事務所が批判

2025年4月5日 17:43
ミャンマー軍、停戦後も地震被災地など攻撃 国連人権高等弁務官事務所が批判

国連人権高等弁務官事務所は4日、ミャンマーの大地震以来、軍が被災地などで61回攻撃を行い、停戦発表後も攻撃を続けていると批判しました。

ミャンマー大地震によるこれまでの死者は3300人以上に上り、依然220人が行方不明のままです。被災地には各国の救援チームが入り、生存者の捜索や人道支援活動を行っています。

こうした中、国連人権高等弁務官事務所は4日、ミャンマー軍が地震発生以降、被災地などに少なくとも61回攻撃を行い、停戦発表後も攻撃を続けていると批判しました。

OHCHRミャンマー支援責任者「(地震発生後の)61回の攻撃のうち、軍が4月2日に発表した停戦以降に行われた攻撃は16回に上ります」

また、軍がインターネットや通信を遮断したことで、被災地の状況把握が困難になっていると指摘した上で、軍事作戦を直ちに停止し、被災者支援に重点を置くよう求めました。

最終更新日:2025年4月5日 18:08