「中国に帰りたい」ウクライナ捕虜の中国人2人 露軍部隊に入るきっかけは動画投稿アプリ
ウクライナ保安庁が会見を開き、ロシア軍の部隊に加わってウクライナで捕虜となった中国人2人が部隊に入るきっかけは動画投稿アプリだったと話し、「中国に帰りたい」などと訴えました。
ウクライナ保安庁は14日、首都キーウで会見を開き、東部ドネツク州で捕虜となった20代と30代の中国人兵士が同席しました。
このうち30代の兵士は、部隊に入るきっかけは失業中に動画投稿アプリ「TikTok」に掲載されていたロシア側の広告で、高額な報酬にひかれたと話しました。
また、20代の兵士は戦闘任務ではなかったはずなのにいつのまにか変わっていたが、人は殺していない、と強調しました。
2人は中国政府から戦争に送られたわけではなく、個人の判断でロシア軍に参加したとしていて、処罰を受けるとしても中国に帰りたいと訴えています。
ウクライナ政府はロシア軍の部隊に参加した中国人は少なくとも150人以上にのぼるとみて、中国政府に対応を求めています。
最終更新日:2025年4月15日 18:11