有害な薬品投げ込まれ30人ケガ 香港
観光客でにぎわう香港の市場で9日、有害な薬品がまかれ、30人がケガをした。男が故意に投げ込んだとみられている。
観光地として有名な香港の市場で9日夜、人込みの上から薬品の入った容器2本が投げ込まれた。飛び散った液体を浴びた子供や観光客ら約30人が軽いヤケドや目の痛みを訴え、近くの病院で手当てを受けた。警察は、現場に面した建物の屋上にいた30歳代の男が事件に関係したとみて身柄を拘束し、調べを進めている。
地元紙などによると、香港ではこの1年ほどの間に同様の事件が5件起きており、計100人以上がケガをしているという。