NYダウ終値 1年3か月ぶりに高値を更新
11日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は上昇し、終値は先週末比45ドル80セント高い1万663ドル99セントとなり、1年3か月ぶりに高値を更新した。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、4.76ポイント安い2312.41で取引を終えた。
この日は、中国の好調な貿易統計を受けて景気回復への期待が強まり、アジア、ヨーロッパの株式市場が上昇したことが好感され、買い注文が先行して始まった。さらに、エネルギーや素材関連株も買われ、ダウ平均株価は上昇した。個別の銘柄では、産業機械「キャタピラー」やアルミ大手「アルコア」などが買われた。
アメリカでは、この日から主要企業の10~12月期の決算発表が続き、アルコアや半導体大手「インテル」、金融大手「JPモルガン・チェース」が発表するため、市場は業績がどれほど回復しているか注目している。