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ハイチ地震、死者10万~20万人の見通し

2010年1月16日 14:44

 カリブ海の島国・ハイチの大規模な地震は、15日で発生から丸3日がたった。救出活動が困難を極める中、ハイチの内相は犠牲者が最悪で20万人に達するとの見方を示した。

 被災地では、生き埋めになっている人の生存率が急激に下がるとされる72時間を過ぎ、救助活動の遅れが懸念されている。ハイチ・ビアンエメ内相はロイター通信に対し、すでに約5万人の遺体を収容、最終的な死者数は10万人から20万人に上るとの見通しを示した。

 こうした中、アメリカ・クリントン国務長官は、ハイチを訪問してプレバル大統領と会談すると明らかにした。さらに、復興に向けた国際会議を近く開催する予定。

 また、国連・潘基文事務総長は17日に被災地を視察する予定だという。これまで、国連では現地で活動していたスタッフ37人の死亡を確認、行方不明者数は約330人に上っている。