NYダウ、1年3か月ぶりの高値水準に
19日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、先週末比115ドル78セント高い1万725ドル43セントで取引を終え、1年3か月ぶりの高値水準となった。
先週末にダウ平均株価が大幅に下落したことなどを受け、買い注文が先行し、反発して始まった。「シティグループ」が去年10~12月期の決算を発表し、最終損益が4四半期ぶりに赤字となったが、これは去年、アメリカ政府に公的資金を返済したことの影響で、赤字額は前年に比べ大幅に圧縮した。個別銘柄では、製薬大手の「メルク」や「ファイザー」などの医薬品関連や、保険の「メットライフ」などが買われ、上昇した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数の終値は32.41ポイント高い2320.40で、1年4か月ぶりの高水準だった。