中国の09年GDP成長率、8.7%増
中国政府は21日、09年のGDP(国内総生産)の成長率は前年比8.7%増だったと発表した。中国は世界に先駆けて景気回復を果たし、当初は難しいとみられていた政府目標の8%をクリアし、さらに高い成長を実現した。
中国政府の発表によると、09年のGDPは33兆5353億元(約448兆円)で、成長率は前年比8.7%増だった。金融危機の影響を受けて、1~3月の第1四半期は前年同期比6.1%増と低い成長だったが、10~12月の第4四半期は前年同期比10.7%増と、V字回復を果たした。当初は難しいとみられていた政府目標の8%をクリアし、さらに高い成長を実現した。温首相は19日、政府の全体会議で「世界に先駆けて経済の回復を実現し、一連の対策が完全に正しかったことが証明された」と自信を示した。
10年には、日本は中国にGDPで抜かれ、世界第2位の経済大国の座を明け渡すとみられる。