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空港生活3か月…中国人権活動家が帰国へ

2010年2月3日 20:21

 中国当局に入国を拒否されたことに対する抗議活動のため、約3か月間、成田空港の制限エリアに長期滞在していた中国の人権活動家が3日、日本に入国した。

 民主化運動の過程で逮捕歴がある中国の人権活動家・馮正虎さん(55)は、去年4月から日本に滞在していた。馮さんはこれまでに8回帰国を試みたが、認められず、抗議活動のため、去年11月から成田空港の入国審査場の前で約3か月間長期滞在していた。

 馮さんは2日に開いた記者会見で、先週、中国大使館の関係者が空港を訪れて中国への帰国に問題のないことが確認でき、帰国準備をするために日本への入国を決意したことを明らかにした。さらに、「人権活動家であることは、私の生活の一部」と述べ、「上海に戻ってからも、人権活動を続けていく」と話した。

 馮さんは日本に入国後、千葉県内の親族の家に滞在し、中国の旧正月である今月14日までには中国に帰国するという。

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