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伝染病拡大懸念 ハイチで予防接種行われる

2010年2月7日 7:27

 地震発生から間もなく1か月を迎えるハイチでは、伝染病の拡大が懸念されている。こうした中、各地の避難民キャンプでは6日から無料で予防接種が始まった。正田千瑞子記者がリポートする。

 3300人が暮らす首都最大規模の避難民キャンプでも7日から予防接種が始まった。予防接種は、破傷風やはしかなど5種類の病気に対応するもので、このキャンプでは日本の赤十字が活動していた。日本赤十字の広報・五島三保子さんは「(感染症の大流行はないが)、この時点で止めないと、あっという間に感染症が広がってしまう危険は十分ある」という。子供を中心に、母親にも注射を打つよう呼びかけている。ハイチ政府は1週間で14万人に予防接種を受けさせる方針。

 首都・ポルトープランスには、いたるところに避難民キャンプができており、その数は約600に上る。キャンプで暮らす人はいまだに増え続けているが、食糧もトイレも足りないなど生活環境は劣悪だ。

 こうした中、ハイチでの国連平和維持活動(PKO)に参加する自衛隊の第1陣が7日、現地入りした。今後、ガレキの除去や仮設住宅の建設を行う予定。