自衛隊のPKO第1陣、ハイチに到着
ハイチ地震の復興支援のため、国連平和維持活動(PKO)に参加する自衛隊の第1陣34人が7日、首都・ポルトープランスに到着した。自衛隊がPKOに参加するのは8年ぶりで、中南米での展開は今回が初めて。
第1陣は、ポルトープランス東部のモンケット地区にある国連の敷地内で、拠点となる宿営地造りを行う。自衛隊の施設部隊は順次現地入りし、総勢350人が約10か月にわたってがれきの除去や道路の整備などにあたる。ただ、ブルドーザーなどの重機が日本から到着するのは今週末になるとみられ、本格的な支援活動がスタートするのは、それからとなる。
ポルトープランスには、地震からほぼ1か月たった現在も、至る所につめ跡が残っている。重機が極端に不足しており、がれきを撤去する様子はほとんど見られない。問題が山積する中、自衛隊が災害支援の経験を生かして、いかに早く現地の要望に応えられるかが課題といえる。