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国際
2010年2月8日 6:39

IAEA舞踏会、天野事務局長がダンス披露

 国際原子力機関(IAEA)は6日、本部のあるオーストリア・ウィーンで毎年恒例の舞踏会を開いた。日本人として初めてトップに就任した天野之弥事務局長は、職員らを前にダンスを披露するなど、内外に新体制発足をあらためて印象付けた。

 音楽の都・ウィーンの冬の風物詩といえば「舞踏会」。「核の番人」として強面な印象のIAEAも6日、舞踏会を開催し、各国大使や職員ら約4000人が集まった。

 天野事務局長は「私にとって、事務局長として初めての舞踏会です。(事務局長選中の)去年の今ごろは、こうなるとは想像していませんでした」とあいさつした後、席に戻るのかと思いきや、着物姿の幸加夫人と現れ、ダンスを披露。突然の出来事に、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 前任のエルバラダイ氏は決して踊らなかったということで、ダンスの輪に加わって笑顔で言葉を交わすことで、「天野カラー」を印象付けた。

 一方で、核の査察部門を強化するとともに、未申告の核開発を突き止めるための最新鋭の設備を導入する方針を決めた。就任早々、積極的に自らのカラーを打ち出す天野事務局長だが、目の前にはイラン問題など難題が待ち受けている。優雅なダンスとは裏腹に、今後は厳しい局面が続きそうだ。