北朝鮮から武器密輸、乗組員がタイを出国
去年12月に北朝鮮から大量の武器を運んだとして摘発されながら、タイ当局が立件を見送った貨物機の乗組員5人が12日、タイを出国した。
立件が見送られ、国外退去処分となったのは、カザフスタンやベラルーシ国籍の男5人。5人は12日午後、バンコクのスワンナプーム国際空港から民間機でカザフスタンへ向かった。
乗組員の1人は報道陣に対し、「今後については心配していない」とコメントしている。
帰国後、それぞれの国で訴追される見通しだが、摘発したタイ当局が今回起訴せず立件を見送ったことで、北朝鮮からの武器大量密輸事件の全容が明らかになる可能性は低いとみられる。