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国際
2010年2月19日 21:57

ハマス幹部暗殺、11人を国際指名手配

 アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにある高級ホテルで、イスラム原理主義組織の幹部が暗殺される事件があり、国際刑事警察機構(インターポール)は、事件に関与した容疑者11人を国際指名手配した。ドバイの捜査当局は、暗殺にイスラエルの情報機関「モサド」が関与しているとの見方を示している。

 この事件は、先月20日、ドバイの高級ホテルに宿泊していたパレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」の幹部が遺体で見つかったもの。

 ドバイ当局は、ホテルや空港の監視カメラの映像を分析した結果、殺人事件と断定し、これを受けて、インターポールは容疑者11人を国際手配した。容疑者は全員、事件後すぐに出国した。

 また、AP通信によると、ドバイ警察・タミム長官は「99%の確率でモサドが関与している」と地元紙に述べるなど、ドバイ当局はイスラエルが暗殺に関与したとの見方を強めている。一方、イスラエル政府は、モサドの関与について「肯定も否定もしない」と明言を避けている。

 また、ハマスの最高指導者・メシャル氏は、イスラエルの犯行だと断定して報復を宣言しており、今回の事件により、イスラエルの周辺国でもさらなる暗殺やテロが起きる懸念も出ている。さらに、容疑者の中には、イギリスやフランスの偽造パスポートで入国した者がいたことも明らかになっており、イギリス政府がロンドンに駐在するイスラエル大使を呼んで説明を求めるなど、事件は外交問題に発展する様相も見せている。