エルバラダイ氏、エジプト大統領選出馬か
国際原子力機関(IAEA)の前事務局長で、来年のエジプト大統領選挙への出馬が取りざたされるエルバラダイ氏が19日に帰国し、支持者らの歓迎を受けた。
エルバラダイ氏は19日、IAEA本部のあるオーストリア・ウィーンからカイロ国際空港に到着し、インターネットの呼びかけを通じて集まった支持者ら約1500人から出迎えを受けた。
エルバラダイ氏は去年までの12年間、IAEAの事務局長を務め、05年にはノーベル平和賞を受賞した。
エジプトでは、ムバラク大統領が5期29年にわたる長期政権を続ける中、大統領選挙に向けて野党支持者の間でエルバラダイ氏を推す声が高まっている。エルバラダイ氏も出馬に意欲を見せており、一部で擁立の動きが加速している。