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安重根処刑100年で追悼式典 ソウル

2010年3月26日 13:55

 明治の元勲・伊藤博文を暗殺した韓国の独立運動家・安重根が処刑されてから26日で100年となり、ソウルで追悼式典が行われた。今年は日本が韓国を併合してから100年の節目にあたることから、韓国では日本との過去の問題について関心が高まっている。

 追悼式典は午前10時からソウル中心部で開かれた。安重根は、初代韓国統監だった伊藤博文を旧満州・ハルビンで暗殺し、100年前の26日に処刑された。鄭雲燦首相は追悼の辞で「国を奪われて失意に陥っていたわが民族に希望と勇気を与えた」とたたえた上で、その遺志を継いで国の発展のために力を尽くすよう訴えた。

 安重根をめぐっては、処刑後、どこに埋葬されたのかがわかっておらず、韓国政府は遺骨発掘のために日本に情報を提供するよう要請している。