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押収された注射器からメタミドホス見つかる

2010年3月27日 11:53

 08年に10人の被害者を出した中国製冷凍ギョーザによる薬物中毒事件で、中国の警察当局は、河北省石家荘市のギョーザ製造工場に勤めていた中国人の男を逮捕した。警察当局は下水道に捨てられた注射器を押収、この注射器から毒物のメタミドホスが見つかったという。

 逮捕されたのは、ギョーザ製造元「天洋食品」の臨時従業員だった呂月庭容疑者(36)。日本の警察庁に入った情報などによると、呂容疑者は給料などの待遇や同僚への不満の腹いせにギョーザに毒物を混入したということで、犯行を認めている。

 事件発生から約2年、日本政府などが再三強く解決を求める中、事件はようやく大きな進展を見せた。