地下鉄で自爆テロか、35人死亡 ロシア
ロシア・モスクワ中心部の複数の地下鉄構内で爆発があり、これまでに少なくとも35人が死亡した。これらの爆発について、ロシア連邦保安局は2人の女性による自爆テロとの見方を示した。
タス通信などによると、日本時間29日午後1時前、モスクワ中心部の地下鉄ルビヤンカ駅で停車中の地下鉄の2両目で爆発が起き、車内やホームで23人の死亡が確認されている。また、その約40分後、地下鉄パーク・クリトーリィ駅でも爆発があり、12人が死亡しているという。爆発のあった時間は通勤ラッシュで混雑していた。ロシアの日本大使館は、日本人が巻き込まれていないかを調べている。
モスクワでは過去4回、地下鉄で爆弾テロが起きており、04年には41人が死亡している。今回もこのときと同様、ロシアからの独立を目指すイスラム武装勢力による犯行とみられている。