魚雷の爆発が原因の可能性 韓国哨戒艦沈没
北朝鮮との海の軍事境界線近くで先月26日に沈没した韓国の哨戒艦について、韓国の国防相は25日、魚雷の爆発が沈没の原因である可能性が高いという見方を示した。
韓国軍と民間に加え、アメリカなどの外国の専門家も参加した合同調査団は24日、引き揚げた船体の前半分の切断面などを詳しく調べた。その結果、「ばい煙や熱で溶けた跡がないことなどから、爆発物が直接、哨戒艦に当たったのではなく、近くの水中で爆発が起きてバブルジェットと呼ばれる激しい泡を引き起こし、沈没の原因となった可能性が高い」と発表した。これに関連して、金泰栄国防相は25日、「魚雷によるバブルジェットが原因として一番近いのではないかと考えている」と述べた。
魚雷だとすれば、北朝鮮の攻撃であった可能性が極めて高まり、核問題をめぐる6か国協議の行方などに大きな影響を与えるのは避けられない情勢。