ギリシャ国債 投資不適格のBBプラスに
財政危機に陥っているギリシャの国債について、アメリカの大手格付け会社は27日、格付けを「投資不適格」のレベルに引き下げた。これを受けて、27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は大幅に下落した。
アメリカの格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」は27日、「巨額の財政赤字を抱える中、経済成長の見込みも弱まっている」などとして、ギリシャ国債の格付けを「BBBプラス」から3段階引き下げて「BBプラス」にした。これは投資不適格のレベルにあたる。また、ポルトガル国債の格付けも「Aプラス」から「Aマイナス」に2段階引き下げた。
これを受けて、ニューヨーク株式市場ではヨーロッパ諸国の財政状況への懸念が広がり、ダウ平均株価は前日比213ドル4セント安い1万991ドル99セントと、200ドル以上も値を下げて取引を終了した。