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国際
2010年5月20日 0:44

バンコクと周辺地域に外出禁止令 タイ

 騒乱が続くタイ・バンコクで、繁華街の占拠を続ける反政府デモ隊に対し、治安部隊が19日朝から強制排除に乗り出した。その後、デモ隊の幹部はデモの中止を宣言したが、一部が暴徒化し、依然緊張が続いている。政府は、バンコクとその周辺23の地域に外出禁止令を出した。

 暴徒化したデモ隊の放火は19日夕方までに収まったかに見えたが、地元メディアによると、夜になって20件以上の放火が起きているという。政府は暴徒を鎮圧するために、バンコクとその周辺23の地域に外出禁止令を出した。また、これまでに6人が死亡、58人がケガをした。

 先月10日にデモ隊の強制排除に失敗し、多くの死傷者を出した政府はその後、慎重に対処する方針をとっていた。しかし、政府が11月に総選挙を行うとした提案での和解に失敗し、13日からの衝突が拡大して死傷者が増えたことで、これ以上の長期化を防ぐために強制排除に踏み切ったものとみられる。

 しかし、暴徒化した一部デモ隊の放火が続いている上、地方でも県庁舎が壊されるなど混乱が飛び火する様相も見せていて、事態の収拾は不透明な状況。