哨戒艦沈没は北朝鮮の魚雷攻撃~韓国政府
兵士46人が犠牲となった今年3月の韓国海軍哨戒艦沈没事件について、韓国政府は20日午前、船体を引き揚げて原因を詳しく調べた結果、沈没は北朝鮮の魚雷攻撃によるものだったと発表した。
韓国海軍や民間、アメリカなどを加えた合同調査団は、引き揚げた哨戒艦や付近の海域の残留物を詳しく調べた。その結果、魚雷を推進させるためのスクリューの一部などが発見され、現物も公開された。スクリューには、「1番」というハングル表記があり、これは03年に取得した北朝鮮の魚雷4号に使われた表記方法と一致することなどから、調査団は250キログラム規模の北朝鮮製の魚雷が水中で爆発し、その衝撃で哨戒艦が切断され、沈没したと結論づけた。
事件の2~3日前には北朝鮮の小型の潜水艇が基地から出航し、沈没の2~3日後に戻ったことが確認されたという。