宣伝放送再開、航空機のルート指示も 韓国
韓国の哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した事件で、韓国政府が発表した対応措置が早くも実行に移されている。
「(北朝鮮)人民軍と住民の皆さんに、有益な情報と様々な便りをお伝えします」-韓国軍は、北朝鮮の実情などを知らせるための「宣伝放送」を24日夕方から約6年ぶりに再開した。
また、国土海洋省は「大韓航空」と「アシアナ航空」に対し、北朝鮮の上空がルートとなっているアメリカやロシアへの便について、安全のため北朝鮮の上空を通過しないよう指示した。航空会社によると、この影響で、該当する便に30分から1時間程度の遅れが出ているという。
一方、アメリカ・クリントン国務長官は24日、北朝鮮をテロ支援国家に再指定することを視野に検討を始めたことを明らかにした。アメリカ政府は、金融制裁の強化など厳しい措置についても検討を始めている。