開城工業団地の通行全面封鎖検討へ~北朝鮮
韓国の哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した事件で南北の緊張が高まる中、「事件は韓国のねつ造」と主張する北朝鮮は反発を強めていて、朝鮮中央テレビは27日、「北朝鮮内で南北が共同で開発している開城工業団地に関連する通行の全面封鎖の検討に着手する」と報道した。
開城工業団地が実際に封鎖されると、韓国からの駐在員約800人が事実上の人質となる可能性もある。
こうした中、韓国軍とアメリカ軍は、北朝鮮軍に対する監視レベルを5段階中の2まで引き上げた。2まで引き上げられたのは去年5月の核実験以来で、軍事衛星や偵察機の運用が強化される。
また、アメリカ軍は、沖縄・嘉手納基地に26日からステルス戦闘機F22を展開し、圧力を強めている。