ダウ平均115ドル下落、今年の最安値に
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は大幅に下落し、今年の最安値となった。終値は先週末比115ドル48セント安い9816ドル49セントで、去年11月以来、約7か月ぶりの低い水準となった。
7日のニューヨーク株式市場は、先週末にダウ平均株価が大幅安となったことを受けて、値ごろ感から買い注文が入って始まった。しかし、ヨーロッパ経済で新たにハンガリーやルーマニアの債務問題が浮上したことでアジアやヨーロッパの株式相場が軒並み下落したことなどを受けて、世界経済の先行き不安が強まり、ニューヨーク株式市場の株価も圧迫された。
個別の銘柄では「バンク・オブ・アメリカ」や産業機械「キャタピラー」などが売られている。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比45.27ポイント安い2173.90で、約4か月ぶりの安値となっている。