オバマ大統領が4回目の視察 原油流出事故
アメリカ・オバマ大統領は14日、メキシコ湾の原油流出事故の被害が拡大しているミシシッピ州などの視察を行った。現地視察はこれで4回目で、政権に対する批判をかわす狙いもある。
オバマ大統領は14日午前にホワイトハウスを出発し、原油流出事故の被害が深刻化しているミシシッピ州を訪れた。大統領は住民との対話を行ったほか、沿岸警備隊の施設で被害状況について説明を受けた。この中で、オバマ大統領は「ミシシッピ州など被害を受けた地域の人々が、今回の損失の補償を確実に受けられるようにする」と述べた。
被害が拡大を続ける中、オバマ政権の事故対応の遅れに対して批判が強まっており、大統領が視察を重ねる背景には、そうした批判をかわす狙いもある。