中国南部豪雨被害、死者・不明者300人超
中国南部で続いている豪雨の被害はさらに広がり、死者・行方不明者は300人を超えた。今後も激しい雨が続くことが予想されていて、被害はさらに拡大する見通し。
中国南部では13日から続いている大雨の影響で、洪水や土砂崩れが相次いでいる。江西省では50年に一度と呼ばれる大規模な洪水が発生していて、各地で人民解放軍の兵士らが救援活動に当たっている。中国政府によると、死者は199人、行方不明者は123人となった。また、19万5000戸の家屋が倒壊し、被災者は約3000万人に上っている。
温家宝首相が被災地を訪れて救援活動の陣頭指揮に当たるなど対策に全力を挙げているが、今後も激しい雨が続くことが予想されており、被害はさらに拡大する見通し。