ダウ平均6日続落、年初来安値を更新
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は6営業日連続で下落し、終値は今年の最安値となった。
アメリカの労働省は1日、先月26日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表した。これが市場の予想に反して、前の週より1万3000件増加したことや、6月の製造業景況感指数が前月より大幅に低下したことを受けて、市場では景気回復への懸念が強まって売り注文が優勢となった。
ダウ平均株価の終値は前日比41ドル49セント安い9732ドル53セントで、今年の最安値となった。これは、去年10月末以来、8か月ぶりの安値。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比7.88ポイント安い2101.36だった。
ニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時1ドル=86円台となり、7か月ぶりの高値をつけた。