イランの核開発問題をめぐり、アメリカで１日、独自の制裁を強化する法律が成立した。

　法律は、イランの革命防衛隊の関連企業と取引を行った外国の銀行をアメリカの金融市場から締め出すなど厳しい内容となっている。国連安保理でイランに対する追加の制裁決議が採択されたのを受け、アメリカは独自の制裁強化を審議、先月、議会の上下両院で法案は可決され、オバマ大統領が１日に署名して成立した。

　オバマ大統領は「この制裁で、イラン政府の資金調達と核開発に打撃を与えることができる」と述べた。また、核開発を続けるイランを「挑戦的な態度を取り続けている」と批判し、核開発を続ける限り、制裁を強化する方針を強調した。