ポル・ポト政権の元幹部にきょう判決
70年代にカンボジアで170万人を虐殺したとされるポル・ポト政権の罪を裁く特別法廷は26日、政権元幹部に初めて判決を言い渡す。
判決を受けるのは、2万人が虐殺されたとされる政治犯収容所の元所長、カン・ケ・イウ被告。去年から始まった公判で、カン・ケ・イウ被告は謝罪の言葉を繰り返す一方、自身の釈放を要求した。検察は「捜査に協力した」として、最高刑となる終身刑ではなく、禁固40年を求刑している。
ポル・ポト政権は、当時の人口の4分の1に当たる170万人を虐殺したとされている。国連とカンボジア政府が共同運営する特別法廷がその罪をどう裁くのか、判決が注目される。