NYダウ平均株価終値、40ドル以上の上昇
4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は雇用が改善されたとする統計などを受けて、前日比40ドル以上値を上げて取引を終えた。
民間雇用サービス会社「ADP」が4日に発表した7月の全米雇用リポートで、農業部門を除く民間企業の就業者数は、前月比で4万2000人増えたことがわかった。これは市場の予想を超えており、厳しい状況に陥っていた雇用情勢が少し改善していることが明らかとなった。また、サービス業や流通などを中心とした企業の景況感を示すISM非製造業景況感指数は、7月は前月に比べて上昇した。6月は低下していたため警戒感も出ていたが、やや回復したと言える。こうしたことから、ダウ平均株価は前日比44ドル5セント高い1万680ドル43セントで取引を終えた。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比20.05ポイント高い2303.57で取引を終えた。
また、毎日、取引の終了を告げるクロージング・ベルの式典に、4日は日本でおなじみのキャラクター・キティが参加した。これは「サンリオ」の創業50周年を記念して行われたものだが、意外なキャラクターの登場に取引所は盛り上がりを見せた。